富山福祉短期大学

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ふくたんMEDIA

授業紹介 看護学科

看護学科1年生が履修する、回復促進援助技術論では、看護の対象となる人々への健康回復促進に向けての援助の必要性や科学的根拠を理解し、健康回復促進の基本的援助技術について学習しています。

 

今回は、無菌操作・包帯法についての演習でした。

 

使用物品や使用部位を無菌状態に保ちながら操作を行うことを、無菌操作といい、鑷子(せっし)の取り扱い方、綿球の取り出し方、受け取り方などを学習しました。

 

滅菌パックに入れられている鑷子(せっし)という器具を、パックを開封し、取り出します。そして、消毒液が含まれている綿球をつまみ、受け渡しをします。

器具は、菌が付かないように、接触部分を最小限にし、持ち方や置き方にも、細心の注意をはらいます。

綿球を受け渡す際は、汚染に気をつけ、渡す側が上、受け取る側が下になるようにします。

 

少しの動作でも、汚染対策のための注意点が多く、皆さん気をつけながら、何度も練習していました。

 

包帯法は、一般的に、巻軸包帯、三角巾、腹帯を用いて創部の保護や骨折部位の固定を行うことをいい、今回は、巻軸包帯を用いた巻き方の練習や三角巾の装着を行いました。

巻軸包帯による巻き方は数種類あり、適した圧力で綺麗に巻けるよう、ペアで繰り返し練習しました。

 

 

また、三角巾の装着は、難しかったようで、固定方法を何度も確認しながら行いました。骨折や肩関節脱臼や応急処置にも用いる頻度が高いものです。上肢を上に挙げておきたいときや肩関節を固定しなければならないときなどに使用されます。

 

 

学生からは、三角巾の包帯法に対して、

 

・どのようにすればゆるくならず、しっかり固定できるか考えながら練習した。

 

・手首が下がってはいけないので、手首を上げて固定するのが難しかった。

 

といった感想がありました。

 

 

多くの知識と技術を必要とする看護師の仕事ですが、皆さん習得に向け、日々勉強に励んでいます。それぞれの思い描く看護師になれるよう、これからも頑張ってください。