看護学科2年生が履修する高齢者看護学援助論Ⅱでは、高齢者の保健行動の特徴を知り、日常生活における健康維持・増進及び疫病・事故予防の視点をもった援助について理解できることを目標に学習を行っています。
今回は患者さんの事例から、看護計画を立案し、ケアや処置について、各グループで発表を行いました。
誤嚥性肺炎と皮膚に水ぶくれのある高齢の患者さんの事例を基に、口腔ケアや創傷処置と呼ばれる、感染を防ぐための消毒やガーゼ・包帯等での処置について発表し実演しました。
発表した学生からは、口腔ケアシートの使い方が難しかったという意見や、他のグループからは患者さんへの声かけの回数を増やしたり、話し方を工夫すればよいのではないかなどのアドバイスがありました。
また、糖尿病・認知症の症状がある患者さんとその家族に対する説明についての実演も行われました。患者さんの現状の説明や、家族の希望を聞きどのような援助ができるか提案するなど、シナリオを作成し、発表しました。
様々な患者さんの事例から処置や援助方法を学び、実際の現場でも活かしてほしいと思います。