【授業紹介】
学科・学年:国際観光学科 2年
授業:「Digital Transformation (DX) in Tourism」
担当:鷹西 恒教授・齋藤ティム准教授
視覚障がいのある方を講師に招いて石川県立図書館、金沢城等でフィールドワークを行いました。
石川県立図書館では展示案内板や視覚障害者用のWebサイト読み上げシステムやデイジー(DAISY:Digital Accessible Information System)の説明を受けました。
金沢城では一緒に歩きながら学生が情景や石垣、門などをガイドしたり、展示解説文の読み上げやARアプリの活用などの体験しました。実際に門や壁を伝って大きさや広さを確認したり、石垣を触って種類の違いを確認したり楽しく学ぶことができました。また、今回はサプライズで事前に準備した触地図を使って城の外郭や建物配置を説明することができました。
かなり暑い日でしたが皆さんにとって楽しい思い出となったようです。
学生たちがとくに学んだのは、観光におけるコミュニケーションの大切さや楽しさでした。
その一方で、視覚障害のある方に必要な設備が十分ではないこと(音声ガイドなど)、触れる場所がほとんどないことにも気づかされました。誰もが観光を楽しめるために便利なDXとは何なのか?学生たちは今後このレポート課題でさらに学習を深めていくことになります。
障がいのある人の立場で考えることのできる人材として成長してほしいと願っています。