社会福祉学科の1年生が履修する生活支援技術Ⅱでは、介護を必要とする人の尊厳ある生活を支援する技術を学んでいます。
今回は、ポータブルトイレを使用した排泄の介助についての演習が行われました。
グループごとに介助を行い、言葉がけやトイレの準備、立位介助など、様々な項目について、チェックし合いました。
利用者の方の状態から、どこにトイレを置けばよいのか、体調の確認やこれから行うことの説明ができたか、プライバシーの保護ができているかや介助時の支え方など、多くのチェック項目に気を付けて、介助を行いました。
グループ内で、改善点やアドバイス、気付いたことを積極的に伝え合っており、それぞれが高め合って授業に臨んでいる様子でした。
・利用者の方のことを意識して、丁寧にゆっくりと介助することが大切だと感じた。
・手順がなかなか覚えられず、移乗の仕方が特に難しかった。
・利用者の方の気持ちがわかり、介助者と両方の立場に立ててよかった。
などの感想がありました。
利用者の方の中には、聞こえにくい方や話せない方がいらっしゃるかもしれません。今から何をするのかなどの、言葉がけがしっかり伝わっていないままで、介助をされると大変恐怖を感じてしまいます。こちらの言葉がけが伝わっているか、辛そうではないかなどを、顔をよく見て目線を合わせ、しっかり確認を行うことが大切です。
今後も、多くの学びや実習等での経験を通し、様々な技術を身に付けてほしいと思います。