2月19日(日)、第18回卒業記念発表会として、幼児教育学科2年生による創作ミュージカル「白雪姫」が開催されました。
保育内容(総合表現)Ⅱの授業の一環であり、歌唱、演技、造形等の総合的表現力を身につけ、協調性、結束力を養うことを目的としております。
今回は、コロナウイルス感染防止のため、残念ながら外部公開はできませんでしたが、射水市大島絵本館にて、幼児教育学科1年生と教職員を観客として招き、開催しました。
台本・音楽・衣装・舞台・演出など、全てを手作りで創り上げ、本番に向けて準備と練習を重ねてきました。今回は、2チームに分かれ、ダブルキャストでの2回公演でした。
開演時間が迫る中、ヘアメイクや、衣装、小道具・大道具、演技の最終確認を入念に行っていました!
そして、円陣を組み、気合を入れて、いざ、本番です!!
皆さんがよく知る「白雪姫」を基にしながらも、それぞれの個性を認め合うことの大切さが伝わってくる内容で、素敵な白雪姫、カッコいい王子様、迫力満点の魔女、かわいらしいこびと達、その他にも魅力的なキャラクターが多く登場しました。また、ますの寿司などの名産品の登場や富山弁のセリフもあるなど、所々に富山県を感じる部分がありました。音楽や照明、小道具などの裏方の皆さんも素晴らしく、とても素敵なミュージカルでした。
公演後の舞台袖では、達成感に満ち溢れた様子で、涙を流している学生も何人もいました。これまでの練習の成果を出せたようで、想いが伝わってきました。
「本番に間に合うか不安だったが、今までで1番良い仕上がりだった。」と学生からの感想がありました。コロナ禍でなかなか全員が集まっての練習ができなかったとのことでしたが、それぞれが一生懸命準備をし、日々試行錯誤をしながら、一致団結して創り上げた舞台でした。「一人ひとり違ってもお互いを認め合うという活動指針がクラスの雰囲気につながった」「最高なクラス」だと、語ってくれました。
また、「ミュージカルでの経験を活かして、子どもたちを笑顔にできる保育士になりたい」「一人ひとりに寄り添える保育士になりたい」と、4月から保育の現場で働く皆さんの想いも聞くことができました。
多くの人数で協力して何かを一から創り上げるというのは、とても大変なことだと思います。ですが、今回の経験は、今後の皆さんの仕事や人生において、必ず活かすことができますし、貴重な時間になったのではないでしょうか。本当にお疲れ様でした。