富山福祉短期大学

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ふくたんMEDIA

授業紹介 看護学科

看護学科の2年生が履修している国際・災害看護活動論では、災害看護と国際看護について理解し、看護師としての災害支援、国際支援の役割とあり方について学びます。

今回は、富山情報ビジネス専門学校の日本語学科に在籍している留学生の皆さんと合同授業を実施し、看護学科の学生が留学生の皆さんに日本と母国の医療の違い等についてインタビューを行いました。

日本に住む外国人が増加している今、医療従事者も外国人の方への対応力が求められます。ちなみに、本学がある射水市は、富山県の中でも、人口に占める外国人の割合が最も多いというデータが出ています。

今回は、グループに分かれ、ネパール、中国、ベトナム出身の留学生にインタビューを行いました。はじめに、自己紹介や富山の印象など、簡単な質問をしたあと、病院の制度についてや、日本の病院で困ったこと、必要だと思うサポート等について聞きました。

看護学科の学生は、留学生に伝わりやすいように、ゆっくりと分かりやすい言葉で質問し、また、留学生も、難しい言葉は調べながら、しっかり答えてくれました。

ネパールの病院で検査をすると、日本ではすぐに結果がでるものでも、3日程度待たなくてはいけないことや、救急車がたどり着けない場所が日本より多く、ヘリコプターでの搬送や人が担いで患者さんを運ぶことがあるという話を聞き、看護学科の皆さんは、驚いていました。

また、日本の病院に行った際に、難しい漢字が多かったので、ひらがなで表記してほしいという意見もありました。

最初は、少し緊張した様子でしたが、皆さんすぐに打ち解け、とても楽しそうに会話をしていました。宗教についてや、その国の言葉についても学ぶことができ、とても貴重な時間になったのではないかと思います。

学生の感想です

「病院では、分かりやすい単語で話してほしいという意見があったので、看護師として働いた時には、分かりやすい言葉を使うよう心掛けたいと思った」

「外国の方と関わる機会がないので、一緒に話すことができて楽しかった。病院の違いや言語が伝わらなかった時にどうしているのかを聞くことができ、今後、今回聞いた内容を活かしてサポートしていきたいし、外国の方で困っている人が減ればいいと思う」

皆さん、外国の方と接する機会というのはあまり多くないと思うので、今回の授業は今後に活かせる、大変有意義な時間となりました。国際的な視点をもって看護を学ぶというのは、とても大切なことだと思います。次回の授業では、今回のインタビュー内容をまとめて、発表する予定です。頑張ってください!