「心理学」の授業では、ゲームデザインの要素を取り入れ、楽しく学べる「クエスト型授業」を行っています。学生は、ゲームプレイヤーとして授業に参加し、クエスト(小レポート)、アクション(授業中の発言)、パーティチャレンジ!(グループディスカッション)、授業後の確認テストなどに自主的に取り組み、ポイントを獲得することによって、ゲーム中のステータスが「見習い」→「赤の戦士」→「青の騎士」→「黒の魔術師」→「白の王」→「光の救世主」にランクアップする仕組みになっています。
今回は、いよいよ最終回、ラスボス・ステージ! ということで、これまでの学習成果の総決算として「ポスターツアー」によるグループワークと発表を行いました。(※事前事後の消毒、換気、3密の回避など徹底した感染予防に配慮しながら授業を実施しています)
「ポスターツアー」は2つのステップからなる新しいグループ学習法です。
ファーストステップでは、いつものパーティ(ペンギンの愛称がつけられています)で話し合いながら、将来の進路が定まらず悩んでいる高校生という設定の架空の事例について、これまで学んできた心理学の知識を総動員して発表用ポスターを作成します。各パーティには、心理学の各領域(「動機づけ・欲求」「知能・発達障害・性格」「学習・記憶・社会心理」「感情・精神障害」「ストレス」)が割り当てられていて、それぞれの観点に基づいてアセスメントと心理的支援について考えます。
セカンドステップでは、各パーティ内でランダムに割り当てられたトランプのマークでグループを再編成し、各トランプパーティに分かれてポスターを見て回ります。その時に、そのポスターを作製した学生が説明役を担当することで、全員が1回ずつ発表の機会が与えられます。
学生たちは、これまで学んできた心理学の専門知識と知力を尽くして、かなり難易度の高い課題に取り組みました。もちろん、笑顔と達成感に満ち溢れていたことは、言うまでもありません!
社会福祉専攻には、「臨床心理士」や「公認心理師」を取得して心理職として活躍している卒業生もいます! また在学生の中にも心理系4年制大学への進学を目指して受験準備を進めている学生もいます。もちろん進学に当たっては、心理学専門教員による徹底した個別サポートを行っています。心理学に関心のある高校生の皆さん、北陸では心理学を体系的に学べる短大は、「ふくたん」だけ! 入試説明会や個別見学会など、ぜひ一度「ふくたん」を見に来てくださいね。
社会福祉専攻 心理学担当 竹ノ山圭二郎