社会福祉学科1年生の7名が、射水市の児童家庭支援センターaidで開催された、里親の支援プログラム(フォスタリングチェンジ・プログラム)の託児に参加しました。
里親支援プログラムは3時間×12回で、10月から1月の土日に開催されました。
毎回6~10名の里親が参加され、学生達は参加されている里親さんの子どもと遊んだり絵本の読み聞かせをしたりしました。
*児童家庭支援センターは、1997年の児童福祉法改正によって新たに制度化された児童家庭福祉に関する地域相談機関(2022年、全国167か所)で、地域の児童福祉に関する問題、児童に関する家庭その他からの求めに応じる専門相談機関です。
*フォスタリングチェンジ・プログラムは、1999年に英国ロンドンのモーズレイ病院の専門家チームによって開発され、2016年に日本に導入(24年夏まで43都道府県で実施)された、里親のための研修プログラムです。
【学生の感想】
・最初に参加した際、子ども同士の喧嘩が起こりましたが私は仲裁することができませんでした。保育士の方は、喧嘩してはいけないことや何が悪かったのかなどを諭されていました。この経験を通して、知識や技術には終わりがないことに気づき、子どもを理解しようとする意識をもって、今後はコミュニケーションを取ろうと考えました。
・この託児ボランティアを通じて、授業では学べない現場ならではの知識、技能を体験しました。児童一人一人違ったニーズを把握し、それに沿った支援をするなど基礎的なことから応用的なことまで学ぶことができました。短い期間でしたが、貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
また、ふくたん祭では里親のポスターや本の展示をしました。
学生にとって実践的に子どもとのかかわり方や子育て支援、里親支援プログラムについて学ぶ機会になったと思います。
日々、子育てに奮闘しておられる里親さんは県内におられます。
養子縁組をしていない(する前)の養育里親では、子どもとの名字が異なることで、保育所や病院の窓口で説明が求められたり、出生時の写真等がなく2分の1成人式で学校に写真を持っていけなかったりします。
少しでも里親さんが子育てしやすい社会になるよう、これからもお手伝いできたらと思っています。