富山福祉短期大学

  1. TOP
  2. ふくたんMEDIA一覧
  3. リレーメッセージin看護195

ふくたんMEDIA

リレーメッセージin看護195

こんにちは、看護学科の土田です。

5月も中旬になり過ごしやすい季節になりました。皆さん体調はいかがですか。

さて、今回は4月12日から3週間行われた看護学科2年生の基礎看護学実習Ⅱでの様子をお話したいと思います。
まだまだ新型コロナウイルスは猛威を振るっていますが、そんな中しっかり健康管理、感染防止対策することで、今回県内9病院で基礎看護学実習Ⅱを行うことができました。

 

1週目は各自患者さんを受け持ち、その患者さんの疾患を踏まえて情報収集、アセスメントし、現在の看護問題を抽出します。その都度指導者さんや教員に相談しながら取り組んでいました。
実際の患者さんを目の前にし、戸惑いながらも積極的にコミュニケーションし、緊張しながらバイタルサイン測定を行なっていました。実習後半にはそれらがスムーズに行えるようになり、学生にも自信が見られるようになってきました。

 

2週目からは看護問題から看護計画を立案し、患者さんが今困っていること、できないことへ援助を実施します。指導者さんや教員のサポートを得ながら、学生なりに奮闘しながら実施していました。

指導者さんに報告の際
・「ただ測定値や実施したことを報告するのではなく、根拠をもって報告する」
・「正常が分からないと異常が分からない」
・「知識がないと観察やアセスメントはできない」
・「いろんなことに興味や疑問を持って学んでほしい」
などの助言をいただきました。それぞれ学びとして日々の日誌に書き記していました。

 

3週目は短大に戻り、実習で学んだことを整理します。実習病院ごとに実際に関わった2事例を検討し、意見を出し合いました。実習中には気づけなかったこと、別のとらえ方があることなどが分かり、学びを深め、まとめることができました。最終日には報告会を行い、各病院の報告を聞くことでより学びを共有できたのではないかと思います。

この学年は昨年入学してから新型コロナの影響で授業や演習がしばらくリモートになり、また基礎看護学実習Ⅰも本来2週間のところ2日間となり、これまでのようには学ぶことができませんでした。

今回コロナ禍ではありましたが、実際に病院へ行き、患者さんに関われたことは本当に良い経験になったと思います。
今後は学内で知識、技術をしっかり身につけ、次の実習に向けて自信をつけていてほしいと思います。