看護学科の北山です。
気がつけば11月に入り短大周辺の景色も一気に秋らしく色づきました。朝夕の冷え込みに気をつけてこれからの季節を元気に乗り越えたいものです。
現在3年生は領域別看護実習を終え最後の総合実習が始まり、1,2年生は引き続き新型コロナ感染対策を行いながら授業や演習に取り組んでいます。
看護学科2年生「精神看護援助論Ⅱ」では、これまで学んできた精神疾患の病態・治療、精神看護の基本的な考え方や援助技術、地域における支援などの知識をもとに、精神障害を持つ方の事例を用いて看護過程の展開を行う演習を進めています。
初回は学生個々人が担当した事例を読み込み、これまでの生活歴や家族関係、入院となった経緯、症状や治療経過などから患者の全体像の把握をしました。
そして身体的、精神的、社会的など様々な側面から対象の現在の状態、抱えている苦痛や希望、可能性を探り回復に繋げるためのアセスメントを進めています。数回にわたり各自が行ったアセスメント結果をグループ内で共有し、互いに意見を出し合いながら、看護上重要な問題は何か、必要な看護援助は何か、なぜ必要なのかについてさらに深めています。
各グループがどのように対象の理解を深め、具体的で個別性のある看護援助やアプローチ方法を計画するのか今後を楽しみにしています。