9月14日から、母性看護学実習が始まりました。
新型コロナウィルス感染防止のため制限はありますが、対策を徹底し、施設のご協力を得ながら、産婦人科病棟と外来、市町村保健センターでの実習をさせて頂いています。
残念ながら、今回は助産院での実習はできません。そのため、助産院を開設されている、開業助産師に来て頂き、開業までの経緯や業務について紹介して頂きました。
以下、その様子を紹介します。
富山県は母乳育児率が1カ月健診時では62.0%、3カ月健診では67.7%で、全国トップクラスということ、母乳の分泌を促す「桶谷式乳房管理法」は、故桶谷そとみ先生が高岡市で創始され、現在も桶谷式乳房管理法を取得した多くの助産師が活躍しているということをお話しされました。また、自宅の1室を助産院として使用されている様子や、子育てサークルやあかちゃんと一緒に参加するお茶会の開催など、独自の活動の様子を写真や動画で紹介されました。
学生は、地域の助産院は、母子や家族を支える身近な存在であり、地域で安心して母乳育児や子育てができるように切れ目なくサポートしているということを改めて学んでいました。
また、自己の強みを活かした幅広い活動をされている開業助産師に興味を持った学生もいました。
今回は実際の助産院には行けませんでしたが、貴重なお話を伺ったことで、学生は母性看護に対する関心と学びを深めることができたのではないかと思います。
看護学科 稲垣尚恵