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【授業の紹介】介護福祉専攻1年「医療的ケア基礎」

高齢者施設の現場おいては介護福祉士の仕事に一部の医療的ケアが加わっており、介護福祉養成校において医療的ケアに関する教育を行っています。 そこで、今回は、「医療的ケア基礎」の授業を紹介いたします。

◆科目名:医療的ケア基礎

(担当教員:宮城和美講師、小出えり子先生、山本朋子先生)

授業科目の学習教育目標:

介護職員等による医療的ケアの実施に関わる制度の概要について知識を身につける。

医療的ケアの基礎:全体の構造、医療行為実施の意識。感染予防、安全管理対策等についての基礎的知識を身につける。

 

「医療的ケア基礎」の授業は、1年生の後期に行われ、2年生で「喀痰吸引」と「経管栄養」を学ぶための導入科目となります。

 

今回11月17日は、「救急蘇生とは(演習)」の授業で、学生たちは救急蘇生のモデル人形や練習用AEDを使い救急蘇生法、またAED使用の手順について確認をしました。講師は、山本明子先生です。

 

目の前で倒れた人に遭遇したら、臆せず、躊躇せず、勇気をもって、「何かできることをしよう」という心構えつくることが重要です!!

 

授業では、学生たちは3人で1組になり、①発見者 ②通行人(119番通報) ③通行人(AED持って来る)の役割を交代で行いました。

<演習を終え学生からの感想>

・胸骨圧迫を続けていくと場所がずれたり、形が崩れたりすることを身をもって体験することができて良かったです。必要になった時は慌てずに行えるようにしたいです。

・高2の時にも習ったことがあったが、声かけやAEDの使い方など忘れていることが多かったです。実際救急蘇生法を行う時がきたら、恥ずかしがらず周囲に声をかけて自信をもって行いたいと思います。

・ずっと胸骨圧迫をするのは大変で、多くの人がいたら順番を交代できると思いました。正しい姿勢を保ちながらは、とても大変だったけど命を救うために、頑張りたいと思いました。

・周りの人と協力することが大切だと改めて感じました。的確に判断して「自分が助ける」という思いを持ちながら正しい方法でAEDを装着したり、胸骨圧迫をしていきたいと思いました。

・人が倒れていたり助けを呼んでいたら、見て見ぬふりをせず、助けに行こうと思ったし、助けに行ける人になろうと思いました。

・救急蘇生法の一連の流れを行ってみて、周りの危険や傷病者の確認の大切さを改めて感じることができました。胸骨圧迫を正しく行うことで傷病者の命を左右するので、実際はもっと長い時間行うけれど必死に行いたいと思いました。今までこのような場面にあったことがまだないからこそ、今のうちに準備をしておく必要があると思いました。自分から積極的に、焦らずに行いたいと思います。

学生たちは、コロナ禍でも人の命を救うために、できる限り感染防止に努めながら一次救命処置を実施できるよう、今回演習し学んだことをしっかりと身につけ、自分の目指す介護福祉士象に向かって頑張ってほしいと思い

文責:宮城和美